
こんにちは。Hamic編集部のハミ太郎です。
ハミ太郎は、Hamicという子供への安心安全を守るプロダクトに共感し、現在Hamicに加入したものです。
本題ですが、あなたは小学生のお子さんに携帯やスマホを持たせていますか?
この記事を読まれているあなたも、「携帯やスマホは子供に持たせるべきなのか」悩まれている一人なのではないでしょうか?
具体的に聞いた声として
- 携帯やスマホを持たせてるとイジメ等のデメリットがありそう
- 日本全体でどのくらいの小学生が携帯を持っているの?
- 携帯を持たせないor持たせる理由はなに?
なんて疑問の声も出てきています。
そこで、この記事では、Hamic編集部の独自調査や、公的機関による調査から他の親御さんが子供にスマホを持たせる上でどのように行動しているのかを徹底解説します。
▽この記事で分かる事
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2022年最新の未成年の携帯・スマホ所持率は?
まず、小学生を中心に、スマホの所持率について2022年現在で最新のデータ※から解説していきます。
持たせていない人の傾向
主に、スマホ未所有の割合は小学校低学年全体で、74%からが80%の間を推移しています。
低学年では、まだまだ携帯やスマホの未所有の人が多数派と言えるでしょう。
ただ、高学年では45%~60%程度の間を推移しており、未所有の割合が半分程度になっています。
やはり、高学年になると子供にも自我が芽生えてくるからなのか、所有する事もの割合が大きく増えていますね。
持たせている人の傾向
所有している子供の中で、2018年から2020年は、スマホに比べキッズケータイを持たせている人の割合が大きかったです。
ただ、2021年になると逆転してスマホを所有する割合の方が大きくなっています。これは高学年でも低学年でも同じような現象でした。
親御さんの若年化により、スマートフォンに対する理解が深まり始めている事が要因なのではないかと思われます。
https://www.moba-ken.jp/project/children/kodomo20220228.html
今後持たせる人は増えていくと考えられる
令和元年より文部科学省では、学校でのスマホや携帯の持ち込みを
「登下校中の安全・安心のために、携帯電話の所持を「一部解除」します。」
という方針を打ち出しています。一部解除とは、一定の条件を満たした場合に許可が降りるというものです。
「小中学校における携帯電話の取扱いに関するガイドライン」では以下のような条件を満たす事を保護者に要請しています。
(1)携帯電話を登下校中に持つ目的は、防災・防犯に限定する。
(2)校内では、携帯電話を使わない。
(3)校内では、携帯電話の電源を切って、かばんにしまい、学校の指示があるとき以外は、決して出さない。
(4)登下校中は、携帯電話はかばんの中に入れ、災害時や犯罪に巻き込まれる等の緊急の場合以外では、携帯電話を使わない。手に取って操作しない。
(5)子どもが、ルールに従わずに、携帯電話をかばんから出したり、使ったりした場合は、学校が携帯電話を預かって保護者に直接返却し、学校と保護者が協⼒して指導する。
引用元:小中学校における携帯電話の取扱いに関するガイドライン
こうした背景から、小学生がスマホを学校に持ち込む流れが、今後どんどん増加していくと考えられます。
子供に何を持たせている?大人用スマホ?キッズ携帯?
では、小学生の子供に親御さんは何を持たせているのでしょうか?
Hamicが、小学生の子どもにスマホを持たせる親550名に対して独自に行なったアンケートを元に見ていきます。
大人用スマホ
大人用スマホとは、ここではIPhoneやAndoroid等の大人が使用するようなスマートフォンの事を指します。
Hamic独自の調査によると、大人用スマホを使用している小学生は全体の22.5%を占めています。
子供用スマホ
子供用スマホとは、大人用スマホに比べ機能の制限がされており、子供が安心して使用できる事を目的としたスマホを指します。
Hamic独自の調査によると、子供用スマホを利用している割合が全体の11.2%を占めています。
子供用携帯
子供用携帯とは、スマホではなく子供向けに作られたガラケーの事を指します。
子供用携帯を所有する小学生の割合は14.1%となっています。
番外編:契約切れのスマホ・携帯
番外編として、契約切れのスマホや携帯を子供に与えている親御さんも増えているようです。
回線契約がなくても携帯やスマホはWi-Fiがあれば利用する事が可能です。また、その際にフィルタリング機能を提供している業者もあり、子供に見られたくない機能を制限する事も可能です。
親が携帯やスマホを持たせる理由は?
親御さんがスマホを持たせる理由のランキングTOP3は以下のようになっています。
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理由①:子どもが欲しがったから・周りの子供が持つようになったから
子供にスマホを持たせるようになったきっかけとして、
- 子供が欲しがったから(36.9%)
- 周りの子供が持つようになったから(36.2%)
といった子供からの理由が大きな割合を占めています。
やはり、可愛い子供が欲しがったら与えてやりたいというのは親として当然の心理と言えるでしょう。
また、周りの子供たちが持ち始めると子供がクラスで省かれてしまうのが心配という理由で携帯を買い与えている親後さんもいらっしゃいました。
理由②:塾や習い事に通い始めたから
可愛い子供には、色々なことを学んでほしいものです。その手段として塾や習い事に通わせることがあるでしょう。
ただ、塾や習い事は通学路にあるとは限らず、
- 電車で通わなければ行けない
- 放課後に通う為、夜道を歩かせる事になる
という行動を子供にさせざるをえません。
こうした行動に危険がないとは言い切れませんよね。こういった理由から、スマホや携帯を持たせる親御さんは少なからずいるそうです。
理由③:事件・事故・災害など緊急時の連絡用
近年は、物騒な事件や突発的な自然災害、交通事故などがニュースで取りざたされています。
こうした危険から子供を守りたいと思うのは親の当然の心理です。そのために、連絡手段として子供に与えている親御さんもいらっしゃるようです。
小学生のいつから子供に携帯・スマホを持たせているのか?
スマホデビューをする年齢の最多は全体の約21.2%が小学1年生頃という調査結果がHamic独自の調査から分かっています。
また、いかのグラフを見ると、小学3年生までに持たせる親御さんは、約50%にも登ります。
とはいえ、小学校高学年からスマホを子供に買い与える人も半分近くおり、ここは親御さんの慎重さや考え方によって二分される事が分かります。
親御さんが小学生が携帯・スマホを持たせる上で心配なこと
スマホを子供に持たせる事で、家にいない時の子供との連絡手段を得ることができ、安心して子供を送り迎えができるようになります。
ただ、それ以上にスマホのデメリットを心配する親御さんは多くいる事が調査から分かりました。
その理由ののTOP3を紹介していくと
- スマホの長時間利用やスマホ依存
- 視力低下
- 学力・成績の低下
のような結果になりました。第二位の視力低下は、液晶モノをずっと見ていると仕方のない事と言えるでしょう。
ただ第一と第3に関しては、主にスマホから得ることができる「快楽」に対する警戒と言えるでしょう。
実際に、内閣の出している調査※によるとYoutube等の動画視聴が年とともに増加していることが以下のグラフからも見て取れると思います。
※平成29年度 青少年のインターネット利用環境実態調査:https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h29/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf
心配事への対策
子どもに携帯やスマホを持たせる事に対する心配事は存在します。
- 「麻薬」としての側面
- イジメや犯罪のリスク
- 個人情報への心配
に対して心配する人が少なからずいるそうです。
こうした心配事に対する対策として、
- 家庭内でルールを作っている
- フィルタリングサービスでスマホ制限アプリを利用
- 子供のスマホを定期的に見る
があげられます。
さいごに
現状では、小学生のスマホの所持率は、いまだに増えていない状況でした。
ただ、今後防犯や自然災害等への観点から、次第に子どもにスマホを持たせる親御さんが増えていくものと考えられます。
教育機関側も、小学生にスマホを持たせる事を次第に容認する方向性へ進んでいます。
今、小学生にスマホを持たせるか悩んでいる方も、こうした時代背景を理解しながら決断をして言う必要があると思います。